干支桃源郷物語番外編。龍と兎の子作りエッチ♡
干支の動物達が暮らす桃源郷にて、紅に百年に一度の繁殖期が訪れる。
番のユキはめちゃくちゃに抱きつぶされる覚悟をしたのだが、繁殖期の龍の体にはある秘密があって……。■干支桃源郷物語世界線作品です
本日も桃源郷は晴天なり。
暇を持て余す龍の紅は、煙管片手に木陰に腰を下ろし、牛族が草を食んでいる様子をぼんやりと眺めていた。牛族女子はおっぱいとお尻が豊満なので目の保養にはうってつけなのだ。肉感的な体を見ているだけで幸せな気持ちになれる。ついでに触りたくなる。ムラっとする。
「……あ~~~~~……なんかすっげぇムラムラする~~~……」
そんな心のうちをついうっかり口から零しまえば、それが聞こえたらしい牛族の一頭、ひときわおっぱいが大きな仁亜がその場から飛び離れた。
「いきなり何言うのよこのエロトカゲ!」
「あ? 大丈夫だよテメにゃ何もしねぇよ。お前の彼氏怖すぎんだよ。手出ししたら夜道歩けなくなるわ」
仁亜は黒虎の影縫の彼女である。いかに龍とはいえ、虎族に喧嘩を売るのはさすがに骨が折れる。そんな労力を叩いてまで他人の番に手を出す趣味はない。
しかしそこで紅はふと疑問に思った。何故自分は今こんなにムラついているのだろうかと。
元々交尾は好きだ。ただそれは性欲をどうにかしたいというよりは、気持ちよくて楽しいお遊びの感覚だったはず。それにそもそも龍は途方もない長寿。だからごく稀に訪れる繁殖期以外は、性欲が希薄なはずなのだが……。
そこまで考えてはっとする。
「……繁殖期じゃねーかっ!!」
「!?」
突如大声を上げて立ち上がる紅に驚き、仁亜はびくりと肩を震わせた。
「仁亜ありがとな! テメェのおっぱいとケツのおかげで繁殖期に気付けたわ!! 俺ァ今からユキと交尾しに帰るけど、繁殖期の間中いつでも女の子は受け付けてるんでぇ♡ 番以外とヤりたくなったらご用命下さ~~~~い♡」
矢継ぎ早にそうまくし立てた紅は、大きな龍の姿に身を変えて空を泳いでいった。最後に仁亜のお尻を触るというオマケつきで。
「……あいつマジでちんこもげて死なないかな~……」
後に残されたのは、デリカシーの無さにドン引きした仁亜の呟きだけである。
「ユキーーーーーッ!!」
「うわあああビックリしたあっ!!」
スターーーン!! 勢いよく開け放たれる襖と紅の大声に、白兎のユキは全身の毛を逆立てた。しかしそんな番の様子もなんのその。ずんずんとユキに歩み寄った紅は、両手でがっしりと肩を掴んだ。
「ユキ喜べ! 繁殖期が来たぞ!!」
「……え? え? 繁殖期? ……誰の?」
「俺のに決まってんだろうがこのあんぽんたんが!! 相変わらずちっせぇ脳味噌だな愛いヤツめ!!」
「えっ!? 龍族って繁殖期あるんすか!?」
「そりゃ俺達も動物だ。あるにはある。ただ周期が百年近ぇから、テメェら小動物が生きてるうちにぶち当たる事なんざ滅多とねぇ。喜べユキ。これはとんでもなく幸運な事だぜ?」
まさか龍族にも自分達と同じような繁殖期があるとは思わず、予想外の言葉にユキは驚きを隠せない様子であった。だがそれも束の間。少しのタイムラグの後ほんのり頬を赤らめたかと思うと、しなっぽく足を崩してもじもじと着衣をはだけ始めたのだった。
「だ……大丈夫です。俺の繁殖期には連日連夜付き合ってくれたし……今度は俺が紅さんに滅茶苦茶にされる覚悟はできてます……♡ ど、どうぞお好きに……♡」
「わ~健気で結構結構♡ でもよぉユキちゃん、ちょっとこれ見てみ~?」
勝手に話を進めている番を面白そうに眺めつつ、紅は胡坐をかく自らの着物を捲り上げた。
ユキとは真逆で何の臆面もなく晒されたソコには、いつも通りの男性器がくっついているように見えた。繁殖期とはいえ刺激のない現状では、やる気もなく萎えたままである。これはつまりご奉仕しろという事なのだろうか……? その真意がつかめず疑問符を浮かべながら顔色を伺うユキに対して、薄く笑んだ紅はさらに見やすく腰を浮かせて見せた。
すると睾丸と尻の中間、会陰部分に違和感があった。本来何もないはずのそこに割れ目のようなものが見受けられるのだ。紅が思わせぶりに左右に指を沿えて引っ張ると、その動きに合わせてぱくぱくとピンク色の粘膜が顔を覗かせる。どこからどう見ても女性器にしか見えない形状と動きの器官が番の体にくっついているのである。その光景は、龍族に繁殖期が存在するどうこうが一瞬でどうでもよくなるくらいの驚きだった。
「な、な、な……何ですかこれーーーー!? 紅さんって雌だったんですか!? 雌だったんですかあぁっ!?」
「アホかそれ以前に今までずっとちんこ付いてたろうが」
「でもっ! でもこれっ!! 何で女の子の穴あるんですか!? ねぇ何でっ!?」
目を潤ませながら手足をバタつかせ、若干嬉しそうにパニックに陥るユキ。
「俺達龍の体って、繁殖期には両性具有になるの~♡ 雌はちんちんが付くし、雄はマンコが付くの~♡」
龍は極端に個体数の少ない種族の上、同族の群れを作って生活する事がない。そのため、繁殖期に運よく出会った個体が例え同性同士であったとしても、子孫が残せるように体が変化するのだ。
「だから~……どうせなら、今しか出来ない特別な交尾……してみねぇ?」
事態を飲み込めた途端、ユキの瞳が爛々と輝き始めた。
「く……紅さんに、俺の子供産んで貰えるって事ですか……!?」
「さすがに異種交配では孕まなくね? それ何生まれんの? キメラ?」
「でも万が一、億が一って事もあるじゃないですか!!」
「ふふっ♡ いいねぇ~ユキちゃん、夢が膨らんでらっしゃるご様子で~♡」
じゃあ億が一に当たるように、ユキにた~っぷりザーメン注いで貰わねぇとな♡ 鼓膜を擽る誘い文句にまんまとノせられてしまい、カッとなったユキは紅を押し倒した。
「……紅さん、ちょっとエッチに誘いすぎじゃないですか? そんなに交尾したいんすか?」
「え? だって繁殖期だも~ん。そりゃ交尾したいに決まってんじゃん♡」
「それにしたって本来雄なのに、繁殖期に女の子穴使って孕みたがるなんてやらしすぎるでしょ」
「お。ユキのくせに俺の事辱めようとしてる~? そういう生意気な所も可愛いぜ、ん♡」
軽口を遮るように唇が重ねられる。拒む理由もなく背中に手が回される。紅は、小さな口で一生懸命キスしてくるユキの様子が大好きなのだ。愛おしさを噛み締めていると、下腹部がきゅんっと脈打った。自分は元々見かけによらず母性がある方だと自負しているが、今はその気質がより顕著になっているらしい。
しばらくキスを楽しんだ後二人は一旦唇を離し、甘えるように鼻先を擦り合わせた。
「……お布団、敷きます?」
「……うん♡ ゆっくり楽しもーな♡」
ユキが用意した布団に二人で横になり、キスをしながら互いの体にちょっかいをかけ合う。部屋には紅が好きな白檀の香りがふんわりと漂い、それが龍の発情臭と混ざって鼻腔を擽る。布ずれの音と、肌の温かさ、いつもより少しだけ荒い互いの呼吸音。準備のうちにいささか落ち着いたかに思えた二人の熱はすぐに再燃した。
「紅さん、その、ちょっと聞きたくて……」
「ンー?」
そんな中、唇を啄みながら遠慮がちに股の間をまさぐるユキが端を発した。
「もしかして、えと……コッチで赤ちゃん産んだ事あったりも、するんですか……?」
ユキの百倍以上生きている紅の過去に言及しても、そこには干渉出来ないし何の意味も無い。経験があった所でだから何なのだという話だが、それでも気になってしまうのが男心というものだった。ユキにも男心くらいある。一応は。
「前も言ったけど、俺本来番は娶らねぇ主義だからさぁ……あ、ん♡ さすがにガキ仕込まれた事はねぇかなぁ……♡」
すり♡ すり♡ 割れ目が上下に撫で摩られる。それと同時に指先が乳首の形を確かめてくる。そもそもユキとは体の相性が良かった上に、紅が好きなやり方はレクチャー済みだ。穴の位置が少し変わった所で大差はない。というよりむしろ、こちらは本来生殖器なのだからもう一つ具合がいいのは当たり前。繁殖期の発情も相まって、股が開き、腰がゆらゆら揺れてしまう。
紅の返答と、素直な体の反応の両方に気を良くしたらしいユキが、少しだけ深く指を割れ目に食い込ませた。穴に入るか入らないかの位置に中指を添えて、円を描くようにゆっくりとマッサージ。そこは既に湿り気を帯びていて、指を持ち上げるとぴちゃ♡ ぴちゃ♡ と名残を惜しむような音が聞こえてくる。番の体から雌の気配がしてくる事に、ユキは興奮と同時に感動すら覚えていた。
「紅さんかわいい♡ 濡れてきてる♡ ほんとに女の子だぁっ……♡」
「あはっ♡ 同族の雌より一回り以上デケェ龍捕まえて興奮してんだから世話ねぇよなぁ~♡」
「ウサギと番ってる紅さんも人の事言えないじゃないですか」
「はは、違ェねぇ、ッ♡ ん……♡♡」
つぷん♡ 濡れた指先が肉輪をくぐる。乳首がきゅっと摘ままれる。浅い部分を丁寧に解しながら、規則的な動きで乳頭をクリクリ♡ ナデナデ♡ 二つの刺激が腹の奥で結びついて、子宮をキュンキュンと疼かせた。じれったくて気持ち良くて、今は使いもしないペニスまで芯を持って立ち上がり、ゆらめく腰の動きにあわせて首を振る。
「あぁ……でも、そう言えば、ぁ……♡」
ぞく。ぞく。雌としての官能に酔い始めた紅が口を開いた。いつもと違う部分で感じる性感は、それと結びつけられた古い記憶を呼び起こした。
「まだ、成龍になって、間もない頃……♡ 初めて、発情が、あった時に……♡」
今よりずっと体も小さく、龍としての力も未熟だった大昔の話である。初めての発情に翻弄され、性欲をうまく処理しきれず、ひっそりと身を隠しながら繁殖期が終わるのを待っていた所を、雌の匂いを嗅ぎつけたオークに探り当てられた。いつもなら簡単に追い払えるような相手なのに、その時はちんぽハメの快感に抗えずめちゃくちゃに犯されてしまって、それから発情が終わるまでずっと、オークの巣で性処理穴として使われ続けた事があった。
「ま、発情が終わった途端正気に戻って、ソイツら全員焼き豚にしてやったんだけど……♡ ハハッ、ウケる……♡ 今となっちゃあ笑いばなっ!?」
そんな話をぽつりぽつりと零した所、黙って耳を傾けていたユキが突如両肩を縫い付けてきた。驚いて目を見開くと、唇をへの字に曲げて瞳を潤ませ、鼻の頭と頬を高揚させているユキの顔があった。
「もう紅さんは繁殖期が終わるまで外出ちゃダメです! こんなエッチな体で、女の子穴つけて、メスの匂い撒き散らしながら外に出るなんて犯して下さいって言ってるようなモンです!! ずっと屋敷に居て下さい! 屋敷に居て番の俺とだけ交尾してて下さいッ!!」
紅は長く生きすぎているせいで、他の生物とは根本的な価値観が乖離している傾向にある。自分にとってはなんて事ない与太話をしたつもりなのに、気づけば他種族をドン引きさせていた、なんて日常茶飯事だった。どうやらこの笑い話もユキにとっては面白くないものだったらしい。感情を乱されている様子を見て、申し訳ないと思う前に可愛らしくて笑みが零れてしまった。
「……も~ユキちゃんてば独占欲つえぇんだからぁ~♡ だーいじょうぶだって大昔の話だし、今はもッ……!?♡♡」
冗談めかして有耶無耶にしようとした所、ユキが唐突に耳を舐ってきた。そのまま穴の中に舌を突っ込んで、ズボズボぐぽぐぽと卑猥な音を立てながらのピストンが始まる。
「っ♡ ふッ……♡♡ ぁッ♡ な、に♡ いきなりッ♡♡ ンッ、ひゃっ、めぇ♡♡ みみらめ♡♡ やらぁッ♡♡」
頭の中に水音を吹き込むように、滑った質量が往復する。ただでさえ耳舐めには弱いのに今は尚更感じてしまって、まるで脳を擽られているような気分になってくる。ちゅぱっ♡ ぴちゃっ♡ ちゅぷっ、ちゅぷっ♡ じゅるるるるっ♡♡ わざとらしいリップ音が興奮を煽り全身の神経を尖らせて、紅は四肢をくねらせながら身悶えた。
ぴちゃ……。透明な糸を繋ぎながらユキが舌を離す。視線を落とすと、耳舐めの余韻にひくひくと睫毛を震わせる紅と目が合った。高揚した頬と、潤んだ瞳を目の当たりにして、胸の袂で独占欲を孕んだ劣情が膨らんでいく。
「耳舐められただけでこんなにトロトロになって……こんな敏感なのダメに決まってるでしょ! おちんちん見せ付けられたら一発でしょこんなの!!」
「ンッ♡♡」
興奮に突き動かされるまま、ユキは今まで柔らかく弄っていた胸を両手で思いっきり鷲掴みにした。
「おっぱいだって、普段からエッチなのに今は尚更むっちりしてて、乳首もこんなにぷりぷりだしずっと勃起してるしっ……♡」
(ぁ……♡ すっげぇ雄臭ェ手つき……♡)
乳肉に食い込む指の力強さ。むちいぃっ♡ と、形を変えながらもみくちゃに動きが生々しくてゾクゾクしてしまう。
いつもの優しいセックスとは違う、子種を仕込む目的でメスを組み伏せる、強引で動物的な手つきだ。紅から発せられる雌の匂いにあてられて、ユキも雄として発情していた。ふー、ふー、荒い呼吸音が互いの口角から溢れ落ちる。
「こんなに乱暴におっぱい揉まれてるのに気持ち良さそうにして……! 今は自分の体が雄に逆らえなくなってるの自覚して下さいっ!!」
「ぁっ、ちょ……ッ♡ みみと、いっしょにぃッ♡♡ やッ、ッ~~~~♡♡ ひょれッ♡ らめ、あ♡ あッ♡♡ あぁああッ♡♡♡」
そこから再度始まる耳舐めに、紅は全身をびくびくと引き攣らせた。胸も耳もおまんこを濡らすためのスイッチのようになっていて、おっぱいを揉みしだかれる度、耳の穴に舌をズポズポ抜き差しされる度、肉壁が大喜びで愛液を分泌して交尾準備を整えてしまう。
ユキの手のひらは胸から脇腹を通り、へそを擽ってから股間に潜り込む。先程よりも滑り気が増した割れ目を、くちょお♡ くちょお♡ と閉じたり開いたり。思わせぶりな動きを受けて左右の土手に糸が引き、その奥でヒクヒクと震える入り口に、中指が一本添えられた。
「ひっ♡ ッんあぁぁッ……!!♡♡♡」
いとも容易くトロけさせられた膣道は、ユキの指程度何の抵抗もなく出迎える。恍惚の溜息を零す紅の胎内を、くっちょくっちょと掻き混ぜながら奥を探ると、あっという間に手のひらが割れ目に密着するくらい根元まで入り込めてしまった。
「ほら、初めから湿ってたけど、耳とおっぱい弄っただけでこんなにおまんこぐしょぐしょに開いてる……♡ これで分かりましたか……?♡」
無抵抗なおまんこの様子を知らしめるように、ぐっ、ぐっ、と手のひらを押し込みながら問いかける。鼻から抜ける喘ぎ声と共に内腿がヒクンッ♡ と跳ね上がった。
「まだ……♡」
しかしそこで、紅が快感に息を乱しながら口を開いた。
「まだ分かんねぇから……♡ もっと、俺の体に分からせてぇ……?♡」
左右に大きく股を開き、尻を持ち上げて、くい♡ くい♡ と指を咥え込む秘所を見せ付ける。メス臭く蕩けた笑顔と、ピンク色の粘膜に包み込まれる自身の指。挑発的な仕草を受けて、いよいよユキの興奮がピークに達した。
「もうッ!! ほんとそういうトコですからねッ!!」
紅の内腿に指を食い込ませ、性急な動作でペニスを取り出すユキ。そこは既に硬く上を向いていて、紅の痴態と発情臭にあてられている状態がありありと見て取れた。
「あっ♡ すっげ……♡♡ なんもしてねぇのにギンッギン……♡♡」
今は雌として交尾する気満々の紅は、逞しく勃起したペニスを見つめてドキドキと胸を高鳴らせた。絶賛発情中、雄を迎え入れる準備万端の胎内が激しく収縮し、膣口からとろっ、とろおっ♡ と白っぽい愛液が零れ落ちる。
「そんなエッチな顔でちんぽに釘付けになってッ……♡」
「ひっ、んんッ♡♡」
チュッ♡♡ 柔らかい割れ目に張りつめた亀頭がキスをする。
「百年ぶりの女の子穴なのに、こんなに嬉しそうにして♡ あ♡ 簡単に先っぽ、咥え込んでぇっ♡♡」
「ぁ、あッ♡ はいっ、ちゃう♡ ちんぽ、はいるうぅ……ッ♡♡」
にゅぷうぅうぅ……♡♡♡ カリ首が肉輪を押し広げ、胎内をあばかれる予感が下肢全体を痺れさせる。
「中あっつッ……♡♡ 勝手に、ちんぽ、飲み込まれてくっ……!♡♡」
「ッふ、ぁ♡ あ、ァ、ああぁッ~~~~~~♡♡♡」
ぬるううぅぅう~~~~♡♡♡ そのまま滑らかな動きでインサート。ユキは柔らかく吸い付く内壁の熱さに、紅は硬く興奮したペニスの熱さに、それぞれ背筋を粟立たせた。
(ちんぽきたあぁ……♡♡ この、ぜってぇ、雄に勝てないって感じ♡♡ ちんぽハメられて力抜ける感じ♡♡ 久しぶりで気持ちいい……ッ♡♡)
眉をハの字に下げて唇を噛み締め、久々の雌交尾に酔いしれる紅。足を大きく開かされて、膣道をペニスで征服されると勝手に力が抜けてしまう感覚は、普段の交尾では絶対に味わえない物だった。長く生きる中で大抵の事をやりつくし、日常に新鮮さが無くなってしまった紅にとって、繁殖期の体は目新しい刺激を味わえる、いわば一種のアトラクションなのだ。
「紅さん、っどんだけエッチな顔してるか、分かってますそれっ……?♡」
「ひッ♡ あ♡ お、ぉ……~~~ッ♡♡」
ユキがゆっくりと腰を持ち上げた。とろっ、とろっ、とろおっ♡♡♡ まだ一掻きしかしていないのに、竿にはねばっこい愛液がたっぷりと纏わりつき、「どうぞ思う存分種付け交尾して下さい♡」という従順なメス気分を如実に表している。
ちんぽの動き一つ一つに翻弄される喘ぎ声、快感に震える睫毛、首筋まで火照った肌と、濡れた唇。発情した雌のお手本のような表情とおまんこの具合に、ユキのペニスは痛みを感じる程に張り詰めて、どくんどくんと血管を脈打たせた。
「ああもうっ、可愛すぎっ……♡ 紅さんは顔が良すぎるんです! ほんっと美人すぎて何かもうムカつきますッ!♡ こんなお嫁さんに発情期が来ちゃった俺の心配もちょっとは察して下さい!!」
「あっ、あッ♡ だめ、だめッ♡♡ ちんぽ♡ そんなゆっくり、ハメないれえぇ♡♡」
苛立った口調とは裏腹に、ゆっくりとした動作で胎内にペニスが戻ってくる。ぬるうぅぅっ♡ ぶちゅうぅぅ♡ ぬろろろおおぉお♡ ぬちゅうぅぅうっ♡♡ ぬかるむ蜜壺をさらに耕すようなまったりピストンは、肉棒の硬さと熱さをしっかりと感じ取ってしまう。
「だ、め♡ ゆっくりいぃ♡♡ ちんぽのかたち、分かりすぎてぇ……!♡♡ ひッ♡♡ おくッ♡♡ 奥のほおっ、ヘンになるぅ……ッ♡♡ ッくうぅ♡♡ しきゅう、ウズウズって、してくんのぉぉ……!!♡♡」
発情に痺れるおまんこ壁を慰められる刺激は、気持ちよくも焦れったく最奥を疼かせた。ダメ、なんて言いつつも体は正直で、肉ヒダはユキのペニスにちゅぱちゅぱと絡みつき、涎のようなおちんぽしゃぶり愛液が分泌される。一掻きごとに子宮がキュンキュン収縮し、種付けを待ち望むかのようにペニスに向かって下りていくのが紅自身にもよく分かった。どんどん具合の良くなるおまんこと、メスみ全開の番の交尾顔。何とか優しく事を進めようと努めるユキの腰の動きも、知らず知らずのうちに大きくなっていく。
「紅さんは強いのかもしれないけどっ♡ おまんこが弱すぎるんですッ!♡ 俺みたいな兎にすらちんぽで勝てなくなってんのに! 他の動物とかっ、人間とかっ♡ 雌の匂い嗅ぎつけられたらどうするつもりなんですか!? 絶対即堕ち二コマになるでしょこんなの!! だから外出ちゃダメッ♡ 俺とだけ交尾しててッ♡♡ 紅さんのっ、心もっ、体もっ、全部俺のがいいっ!♡♡ 紅さんは俺とずーっと子作りしてればいいんですッ!♡♡」
「ひッあおぉッ!?♡♡♡」
むちゅんッ♡♡ ついに亀頭が子宮口と触れ合って、その瞬間紅の背筋にゾゾゾッ♡ と強烈な電流が流れた。下腹がビクンビクンッ♡ と律動し、乳首までピンッと尖りきってしまう。一番大事な奥のお口で雄を感じた衝撃は、体中が悦びに打ち震える程だった。
「ッ、奥で、なんか当たって……♡ ねぇ、これっ、赤ちゃんのお部屋ですか……?♡ ここ、紅さんの、女の子の部分……ッ?♡」
「ッ♡ ッ♡ ッ~~~~~~!!♡♡♡」
チュパッ♡ チュパッ♡ クチュクチュクチュッ♡♡ 行き止まりがある事に気付いたユキが、確認するかのように小刻みなピストンを刻む。亀頭と子宮口をしっかりと密着させ、粘液の糸を引き合いながら少し離す。また密着させて、少し離して、密着させて、少し離して。粘っこくていやらしい最奥キスは、昂り切った二人の快感をさらに深く重いものにしていった。感じすぎて言葉も出せない紅は、ただ首を縦に振る事しか出来なかった。
「すっごい……!♡ 奥でぴったり吸い付いてるの分かるぅッ……♡♡ ねぇ紅さん、分かりましたよね? ちんぽハメられたらもう何も出来なくて♡ お布団ぐっしょぐしょになるくらいおまんこ濡らして♡ 赤ちゃんのお部屋で嬉しそうにちんぽキスしちゃうの分かりましたよね?♡ こんなにちんぽに弱くてエッチな体が不埒な輩に見つかったら、エロ同人みたいな事されちゃうに決まってるんだからぁ……!♡♡」
白い肌を首筋まで真っ赤に高揚させたユキが、愛おしそうに紅に顔を近づけた。鼻にかかった喘ぎ声を零し続ける唇を捉え、お互いぴったりと触れ合わせたまま舌を絡めるディープキス。さらにヒクヒクと充血する紅のペニスを手のひらで包み込み、我慢汁を塗り広げながらの甘々なシコシコ追撃まで。
(だめっ♡ これだめえぇ♡ 全部気持ち良すぎる♡♡ まんこの奥まで♡ ちんぽハメされるだけでもヤベェのにっ♡♡ ちんぽまでシコシコされたらぁ……!!♡♡ もう何も考えられない♡♡ ちんぽ気持ちいい♡♡ 雌セックス気持ちいいっ♡♡ 中も外も気持ち良すぎておかしくなるうっ♡♡)
愛情たっぷりの恋人キスと、悪戯に性感を刺激するヌルヌルおちんぽコキ。そして何より弱い発情おまんこを番のちんぽでズッポリ串刺しにされて、リズミカルに子宮口をノックされているのだ。全ての刺激が下腹部に降り積もり、気持ち良すぎて尻は布団から浮きっぱなし。ユキのペニスの動きに合わせてフリフリヘコヘコ♡ 迎え腰で体をくねらせてしまう。
チュパッ♡♡ リップ音と共にキスを切り上げたユキの唇は、みたび耳へと滑っていく。
「ね? 約束して?♡ 発情終わるまでずっと家に居てくれるって♡」
「ひおぉオッ♡♡ み、みぃっ♡♡ らめえへぇえ♡♡」
熱い吐息と共に、舌が耳朶の凹凸を確かめてくる。
「俺以外と交尾しないって約束して♡♡ ん♡ おれが、紅さんのおまんこ♡ 面倒見るから♡♡」
「ぁオッ、く♡ おくッ♡♡ ずっと、ッ♡ あたっへえぇ♡♡ ちんぽっ、あたってりゅうぅうッ……!!♡♡♡」
じんっ♡ じんっ♡ じいぃんッ♡♡ チン先が子宮口をノックする度に、子種を求める雌本能が増幅する。
「朝から晩までずっとハメてあげる♡ 紅さんが欲しい時にいつでも気持ちよくしてあげる♡ ねぇお願い、ずっと家で赤ちゃん作って過ごそぉ……?♡♡」
「あぉぉッ♡♡ あッ、あッ♡♡ ああぁあッ……♡♡」
奥ハメしながらのクリチン扱き。さらに弱点を突かれた耳舐めと共に吹き込まれる独占欲まみれの甘い言葉に、発情した体が喜んで仕方なかった。もはや子宮は受精準備万端。目の前の雄の子種が欲しいと中出しを待ち望んでいる。
浅く喘ぎ続ける紅の両手が、するりとユキの項に回された。
「でっ……でな、いぃい……!!♡♡ そと、でらいぃっ♡♡ ずっと、いえにいてぇ♡ ゆきといっぱいっ、こづくりしたいぃッ♡♡ おォッ♡♡ ゆきのっ、だんなさまおちんぽでえっ♡♡ ずっとおまんこ、ぉッ♡ めんどぉっ、みへもらいまひゅうぅ゛♡♡」
番に縋り付き、幸せそうに口元を緩めながらの陥落宣言。ユキを焚きつけて楽しむだけのつもりだったのに、まんまと発情おまんこの弱さを分からせられてしまった。
だがそれすらも、紅にとって結局はお楽しみの一つだった。雄に組み伏せられる被虐心も、子宮が疼くもどかしさも、心の底から本気で子供を仕込まれたいと思う衝動も、繁殖期の雌穴交尾以外では絶対に味わえない感覚ばかり。体の大きさでも力でも雄としての優位性でも、本来であれば何一つ劣る部分が無い小動物相手に、無抵抗で組み伏せられて雌にされているこの感覚こそが、特別で希少で価値があるものなのだ。
「紅さん、嬉しいっ……♡♡ いっぱい子作りしましょうね……♡♡」
そんな紅の腹の中などつゆ知らず、嬉しそうに頬を綻ばせたユキの腰の動きが早くなっていく。にっちゃにっちゃにっちゃにっちゃ♡♡ ねとんっぬとんっぬとんっぬとんっ♡♡♡ ピストンの度に漏れる音がどんどん粘り気を増していき、結合部に幾筋もの卑猥な糸が結ばれる。
「おッ♡ オ♡ お、おッ♡ おッ♡ お゛ッ♡ おぉお゛ッ♡♡♡」
(まんこぐっちょぐちょにして穿られんの気持ち良すぎる♡♡ 安全な場所でメスになれんのすっげぇ幸せぇ♡♡ このちんぽ好き♡ ユキのちんぽ好きぃッ♡♡ あ♡ あ♡ 久しぶりのメスイキ来そうになってる♡♡ 奥の方から、すごいのキてるうぅ……!!♡♡♡)
過去に経験した雌としての交尾は得てして危険を伴う物でもあったため、誰にも邪魔されない安心安全な住処で、自分を絶対に手酷く扱わないと信頼出来る番に気持ちよくして貰える悦びも、快感を後押しする要素の一つだった。一生懸命腰を振るユキへの愛おしさが膨らんで、ぐぐぐっとおまんこが突き出され、恥ずかしいおちんぽハメハメ大歓迎ポーズを取ってしまう。
「ッちょ……♡♡ 何ですかそれっ♡ 腰突き出してエッチすぎッ……♡♡♡」
「だ、ってぇえ♡♡ らぶらぶえっち♡ うれひすぎてえッ♡♡ こしっ、かってにっ♡ 浮いちまうのお゛ォお♡♡ もぉッ♡ ぉお♡♡ もお、イく、からぁ……♡♡ まんこ思いっきりほじってぇ♡♡ ちんぽもめちゃくちゃにしてイかへてえぇ゛えッ……!!♡♡」
大好きな番からの、気持ち良くアクメを決める気満々のドスケベオネダリに応えない男などいない。お望みどおりにユキは根本から先端までの大きなストロークで膣内を突き上げて、激しくペニスを扱きたて、さらに余った手では乳首を捏ね回すおっぱい責めも追加した。
ズポズポズポズポズポォ♡♡ シコシコシコシコッ♡♡ クリクリクリクリクリッ♡♡ 性感帯を余すことなく捉えた卑猥な三点責めが全て下腹の奥へと結びつき、子宮にゾクゾクゾクッ♡ とメスイキの予感を感じさせる。紅は丸く開いた口から雌喘ぎを垂れ流し、カクカクと内腿を震わせてアクメに上り詰めるおまんこ快楽を堪能した。
「ひょれッ♡ きもひいぃ゛ぃ♡♡♡ ゆ、きぃッ♡♡ ゆきい゛ぃ゛♡ イ゛っくッ♡ もお゛イくぐう゛ぅうっ♡♡ ほんものっ、めひゅイキッ♡♡ くるう゛うゥッ♡♡ お゛ッ♡ ほォ゛♡♡ おッ、あっ♡ あっ、あっ、おあぁぁああ゛ッッ~~~~~~~!!♡♡♡」
雷のような快感の奔流が、下腹から腰骨、背筋、頭頂部へと駆け上がる。視界が真っ白に染まる。いつもの疑似交尾ではない本物の雌穴で迎える絶頂感は、心の奥から本能的な悦びと多幸感が沸き上がるものだった。ビクビクビクンッ♡♡ ぷしゃっ♡ ぷしゃっ♡ ぷしゃああぁあぁッ♡ おまんこで感じるメスイキ痙攣と、ちんぽで感じるクリチン潮噴き絶頂。二つの強烈な刺激が長々と身体を支配して、全身が突っ張ったアクメ姿勢から戻らない。
「すごっ、ちんぽ持ってかれるッ……!!♡♡ かわいい♡ くれないさんのメスイキ顔可愛い♡♡ あっ♡ イく♡♡ 俺もイクッ♡♡ くれないさんっ、紅、さッ、あッ……~~~~~!!♡♡♡」
端整な容貌を歪ませてのメスイキ顔と、ちんぽを包み込むおまんこアクメ痙攣を受け、ユキも絶頂へと上り詰めていく。ペニスを最奥まで押し込んで、下りきった子宮のお口にむちゅうぅぅッ♡♡ と亀頭を食い込ませる。そうやって体の奥でディープキスをした状態で、ぱっくり開いた尿道口から満を持して精液が送り込まれた。
「ほっ、オ、おぉおおッ♡♡♡ たねつけっ、きたあぁぁッ♡♡♡ あ゛ッ、ぉ♡♡ ひゅごっ♡ しゃせーひゅごいぃいっ♡♡ ゆきのおちんぽぉッ♡♡ おれんなかでっ、ドクドクいってるう゛ぅぅっ……!!♡♡♡ オッ♡ おッ♡♡ あおぉオぉッ……♡♡♡」
メスイキに震える最中の膣内に、ラブラブ種付けザーメンがびちゃびちゃと跳ね返る。肉壁で感じる雄竿の律動と、下腹に広がっていく精液の温もり。ユキが自分で気持ちよくなってくれている実感が嬉しくて、紅は髪を左右に揺らしながら番からの種付けに酔いしれた。
二人はその後もしばし重なったまま、絶頂の余韻に身をゆだねていた。密着した肌から伝わる駆け足の脈拍。いつもよりずっと高い体温。汗の匂いに混ざった繁殖期特有の甘い香り。繋がり合った粘膜はドロドロに蕩けて絡み合い、まるで最初から一つだったかのように錯覚してしまう。
「はぁっ……♡ くれない、さん♡ 一回、抜きますね……?♡」
本当は離れるのが惜しかったが、何せ百年ぶりの繁殖期とそれに伴う体の変化である。紅の負担になるのではないかと心配したユキは、一旦小休止を挟もうとした。
「ッ!?」
しかしそこで腰に両足が絡まってくる。ユキが動けないようにがっちりとホールドした紅は結合部を回し付け、アクメしたてのトロフワ極上おまんこで、むちゅうう♡ むちゅううううっ♡ と胎内の肉棒を押し揉みし始めた。
「ひぃんっ♡♡ ちょっ、くれないさッ……♡♡ だ、だめですってっ♡ そんな事されたらっ、またっ……!♡♡」
余熱が燻る状態でそんな事をされては一たまりも無く、ユキは何とか理性を繋ぎ止めて離れようとした。だが紅にがっちりと両頬を包み込まれ、至近距離で顔と顔とを突き合わされて呼吸が止まった。
番との交尾によって完全に雌としての繁殖期を迎えた紅からは、普段の男っぽさが抜け落ちて、成熟した龍族の妖艶な美しさのみが際立っていた。肌や髪の質感すら滑らかさが増しており、全身が雄を誘い込むように上気して、睫毛の瞬きから、瞳の揺らぎから、首筋を伝う汗と、呼吸に上下する胸の動きから、目が離せない。
「俺の旦那様はウサちゃんなんだからぁ……もっと、も~っと頑張れんだろぉ……?♡ アっ♡ ふふ……♡ ほら勃ってきたぁ……♡♡ ユキのカッコイ~イ絶倫ちんぽ♡ おかえりぃ……♡♡」
赤く色づく唇から発せられる甘美な誘い文句に、クラクラと思考が曇っていく。もう遠慮なんて出来ないし、そもそもする必要もなかったのだ。ユキは衝動に突き動かされるまま、甘くて深い発情期の連続交尾に溺れていった。