小説

妻の勃起を世話する事になりまして―立場逆転とろとろセックス♡―

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 ちゅっ、ちゅっ、くちゅっ、くぽっ、くぽっ、くぽっ・・・。
 
 朝の爽やかな日差しと、清涼な空気感に全くそぐわない淫靡な水音が、玄関先に響いている。一枚扉を隔てれば外の世界が広がっているその場所で、壁に背を預けて佇む華菜の足元に膝をつき、かっちりとスーツを着込んだまま月影は熱心にペニスを舐めしゃぶっていた。行ってきますのキスならぬ、行ってきますのフェラはここ最近の恒例行事だ。ただし旦那がしゃぶる側で。
 
 「美味そうにしゃぶるようになったなぁ、月」
 
 興奮で少しだけ息の上がった華菜が、さらりと月影の髪を梳く。そのまま側頭部に手を回し、指の背で耳朶を掠めていく。
 
 「ん・・・♡」
 
 ほんの少し肩を跳ねさせた月影が、気怠げに瞼を持ち上げて、非難がましく華菜を見上げた。察するに、出勤前に余計な事をしないで欲しいという意思表示なのだろう。
 だが、お口いっぱいに男性器を頬張りながら、涙の膜が貼った瞳でとろりと視線を投げられた所で、興奮が掻き立てられこそすれ、止めてやろうだなんていう気は全く起きない。いたずら心が余計に膨らんで、耳朶の凹凸を確かめるように、こすこすと指で擽ってやった。
 
 「ん、ふぅ、ぅ・・・♡」
 
 鼻から色気づいた音を漏らす月影に笑いを噛み殺す。
 
 「・・・そういえば」
 
 耳を嬲っていた手を顎まで下して
 
 「アンタ、明日は休みだったっけか」
 
 まるで犬猫にするように、顎の下を摩りながら切り出した。くすぐったいのだろう。喉がひくひくと動いている。
 
 「・・・じゃあ今夜・・・そーれ、ハメてやろっかな。月のおまんこに♡」
 「・・・ッ・・・!♡」
 
 とびっきりの秘密を打ち明けるような声色での提案を聞いて、月影の背筋がぶるりと戦慄いた。恐怖や嫌悪の類ではない。間違いなく、期待から。
 
 「今までずーっとオモチャでぐぽぐぽされて、気持ちよーくマンコにされた場所に、だーいすきなアタシのおちんちんハメたら、どうなっちゃうんだろうなぁ?なぁ、つーき?♡」
 
 想像を掻き立ててくる言葉に、体の奥が否応無しに反応する。散々開発されて、気持ち良さを知ってしまい、本物が欲しいとまで感じ始めてしまった箇所が、じくじくと疼き出す。
 
 「ん♡ん♡んんん・・・♡」
 「もう、どうしたんだよ朝っぱらからそんなに熱っぽく吸い付いて・・・想像したら堪らなくなっちゃったのか?」
 
 自然と愛撫にも熱が篭り、湿った音が玄関先に大きく響く。張り詰めた亀頭を喉奥までハメ込むストロークを、何度も何度も繰り返す。下腹に唇が当たる程根元まで飲み込んで、奥で意図的に締め付ければ、華菜の喘ぎ声が降ってきた。最初はえづいて大変だった喉コキも、もはや慣れたものだ。
 
 「今夜、アンタの事抱くから」
 
 きゅんと腹の奥が震える。
 
 「寄り道しないで帰ってこいよ」
 
 先端を舌で撫で回しながら華菜を見上げ、コクコクと頷く。
 
 「たーっぷり、トロットロに・・・愛してやるからな♡」
 
 もう一度奥まで飲み込むと、舌の上で竿が小刻みに打ち震えた。来る。口をすぼめて喉を精一杯緩めた。
 
 「ほ、らっ!汚れないように全部喉で受け止めてッ・・・!♡」
 「ッ♡ぅ、ん、ぐ・・・―――!!♡」
 
 予感の通りすぐに精液が吐き出された。我が物顔で体内を侵していく熱くて諄い粘液を、言われた通り大人しく、一滴残らず甘受する。これが、今夜、自分の腹を同じように犯すのだ。そう思うと居ても立っても居られなくなり、半ば無意識のうちに腰が揺らめいた。
 
 ちゅぽん♡
 唾液と精液が混ざった糸を啜りながら陰茎を抜き取り、口内に溜まった白濁を、華菜の視線を感じながら飲み下す。粘っこいソレは、喉や食道に引っかかりながら胃の中に落ちていった。
 
 一連の流れに満足気にした華菜が、月影の心臓の下辺りを撫で摩る。
 
 「・・・今日はココに、エッチなお汁溜めたまんま、仕事だな」
 
 わざとにいやらしい言い方をして、月影が色のついた溜息を溢すのを眺めてから
 
 「行ってらっしゃい、つーき♡」
 
 花が綻ぶようにうっとりと笑って、額に一つ、キスを落とした。
 
 
 
 
 身の入らない仕事を終えて帰ると、珍しく影縫が物凄い勢いでぐずっていた。
 いつもは帰った端から隙を見て勃起を処理させる華菜だが、さすがにその余裕も無いらしい。「縫のこと寝かしつけるから、ご飯とお風呂済ませといて!」と言付けて、早々と二階の寝室に息子を連行して行った。一応、夜の事を気にはしているようだ。
 
 (あ・・・寝てる)
 
 そして風呂から上がった月影が寝室を覗くと、ようやくといった様子で寝入っている影縫の隣で、華菜もぐっすりと眠りに落ちていた。普段は大人しくて手がかからない分、たまに来るワガママ放題のギャップに一日中手を焼いていたのだろう。
 
 (仕方ないか・・・)
 
 同じ造作の顔を並べて気持ちよさそうに眠りこけている様子に微笑ましい気持ちになる一方で、どこかガッカリしてしまっている自分に気づき、月影ははっと我に返ってかぶりを振った。疲れている華菜にも申し訳なければ、第一抱かれたがるなんて、男としてどうかと思う思考回路だ。
 
 しかしそれでも、一日中期待を持ち続けた体がじくじく膿んで仕方ない。朝一に熱烈に舐めしゃぶったペニスの質感と、胃の中に収めた精液の味が反芻され、華菜がああなって以来開発され続けた秘所がひくりと息づく。どうにも治まる気配を見せない体を持て余してしまい、月影は、寝室の扉を閉めた足で客間へと赴いた。
 
 まさか影縫の隣で致すわけにもいかず、すっかり夫婦のあれやこれやをする場所になってしまっている部屋のベッドに横になり、熱っぽい溜息を零した。口内を擦る陰茎の感覚を思い起こしながら自分の指を口内で湿し、唾液を塗したそれを散々弄ばれてきた入り口へと。
 
 「ふ・・・くぅ・・・♡」
 
 朝からずっと寂しがっていた場所は、驚く程の素直さで指を迎え入れた。熱く熟れている奥まで押し進めると、痺れるような充足感が下半身を満たしていく。こうなるともう、なし崩しだ。
 もう一本指を増やして、くぽくぽと音を立てながら抜き差しする。華菜に散々教え込まされた一番気持ちのいい場所を柔く擽ると、それだけで腰が跳ね上がった。さらにこりゅんと押しつぶすと、素面では聞いていられないような甘ったれた声が零れ落ちる。どうしようもなく気持ちがよかった。三本目も挿入し、自身でも腰を揺らめかせながら、そこから得られる快楽を貪っていく。
 
 (ああ、でも、どうしよう・・・)
 
 しかしその一方で
 
 (指じゃ足りない・・・もっと、おっきぃの・・・♡)
 
 言いようのないもどかしさも、同時に感じてしまっていた。
 
 ちらりと視線を持ち上げると、華菜が玩具を仕舞っている引き出しが目に映る。一瞬の逡巡の後に、いつも使われている中で密かに一番気に入っている電動バイブとローションを取り出した。
 
 「ぁ・・・♡」
 
 たっぷりローションを纏わせて、入り口を押し広げる。
 
 「ん♡う、んんんっ・・・!♡」
 
 ぬぷぷぷっ・・・♡図太いソレは少々の圧迫感を与えてはきたものの、一方で、腹の中にみっちりと詰め込まれる倒錯した快感は格別だった。かちりとスイッチを入れて、円を描きながら内部で蠢く動きに喉を引きつらせつつ、自身の手でも上下に抜き差しする。引き抜く度に亀頭部分がふてぶてしく前立腺を抉っていって、奥に埋め込むと肉壺全体を掻き回される。そんな指よりも激しく容赦のない刺激に、月影はシーツを握りしめて身悶えた。
 
 (華菜さん・・・♡)
 
 自分を犯す際の、心底楽しそうであり興奮を隠しきれぬ様子でもある妻の顔を思い浮かべると、きゅっと腸壁が玩具を締め付けた。
 
 「華菜さん、きもちいぃ・・・♡」
 
 堪らなくなり、触らずとも充血して立ち上がっているペニスをシーツに擦り付け、さらなる愉悦に溺れていく。
 
 「かな、さん♡ぁ♡ほしい♡欲しい、のにぃ♡かなさぁん・・・っ♡」
 「呼んだかい?」
 
 と、そんな風に自慰に没頭していると、今まさに頭の中でオカズにしていた人の声が聞こえて一気に思考が現実へと引き戻された。弾かれたように身を起こせば、入り口の扉に凭れて腕を組み、ニヤニヤとゲッスい笑い方でこちらに視線を注いでいる華菜とバッチリ目が合う事になる。あまりの羞恥に見る間に月影の顔が真っ赤に上気して、咄嗟に言葉が出ない口がはくはくと戦慄いた。
 
 「いやー・・・」
 
 面白そうな表情のまま、華菜は悠々とベッドに歩み寄って来る。
 
 「随分とまぁ、寂しくさせちまってたみたいで悪かったなぁ」
 
 ぎしりとベッドに乗り上げ、固まってしまっている月影の身を跨いだ。
 
 「い、いつ、から」
 「オモチャ取り出す少し前」
 「ッ・・・!もうやだ・・・!!」
 
 穴が合ったら入りたいどころか、自分で穴を掘って埋まりたいくらいの勢いで恥ずかしかった。職業柄人の気配に敏感なはずなのに、アナルでのオナニーに夢中で気付かなかったなんて、なんというか、色んな意味でもう。
 
 「まぁ、良かったじゃあないか。見られたのがアタシで」
 「っひ・・・!♡」
 
 有無を言わさず月影の股を開かせ、ずるりとバイブを抜き取る華菜。うねうねと波打つそれを眺め、ふうんと声を漏らす。
 
 「月はコレがお気に入りだったのかぁ~。ヘェ~。いっちばんぶっといヤツが好きなんだなぁ~」
 
 ローションと腸液でてらてらと光るバイブを月影にも見せつけて、わざとに羞恥を煽る言い方で心までも擽って、それから自身の寝間着の前をぴらりと捲り上げた。
 
 裏筋を張り詰めさせて、雁首の傘が開ききり、何もせずともひくりと震える程興奮しているペニスが顔を出す。欲望を溜めこんだそれを見せつけられた瞬間に、月影の体の内側を、言いようもない情欲がぞくぞくと駆け抜けた。期待と渇望に表情が蕩けたのが分かったのだろう。華菜がうっとりと目を細める。
 
 「アタシのこれと・・・どっちがイイだろうな?」
 「っ♡」
 
 ぺちんと月影のペニスに打ち付けて、それからお互いを擦り合わせつつ、尻の割れ目へと滑らせた。いよいよ感じる陰茎の熱と固さに、月影の呼吸が浅くなる。思わず自ら足を開いて、誘い込むように腰を振った。
 
 「さぁて。月ぃ、寝ちまって悪かったな。これ、欲しい?」
 
 見られてしまった以上もう隠す気も起きなくて、華菜に対して物欲しげな視線を絡め、何度も頷いた。
 
 「欲しい♡ほしいっ♡」
 「バックバージン無くしちまうけど、いいのかい?月は男なのに、女のアタシにおちんちんハメられちゃうんだよ?本当にいいの?」
 「あ、いい♡いいの♡華菜さんなら、何でもいいですからぁ・・・♡」
 
 上の口での言葉を証明するように、竿で擦られる下の口も、ちゅうちゅうと吸い付いてくる。ふふ。笑いを零してその刺激を心地よく感じつつ、亀頭を柔らかい入り口に宛がう。
 
 「つーき♡アタシの可愛い旦那様♡・・・愛してるよ」
 
 その一言に、月影が堪らなく嬉しそうな表情を見せた所で、いよいよ腰を押し進めた。
 
 「かな、さ・・・♡ん、ぁ♡はい、って、くるっ♡おちんちん、はいってぇ・・・!!♡」
 
 ずぬぅ~~~・・・♡柔らかく蕩けた胎内に、初めての生ペニスが招き入れられた。
 粘膜同士が直接絡み合う感覚は、玩具で犯されるそれとは全く異なる刺激だった。熱を持って脈打つ肉の棒で、体の奥まであばかれて、全身の血液が逆流するような昂りを覚えた。頭にぼんやりと霞がかる。詰め込まれた愛しい人の体温が、嬉しくて堪らない。意識せずともきゅんきゅんと、華菜の一部を締め付けてしまう。
 
 もうそれ以上入らない、という突き当りまで辿り着いた所で、華菜が大きく息を吐いた。
 
 「・・・あぁ、月の処女おまんこ、ぶっといおちんぽぐっぷり咥え込んじゃったぁ・・・♡」
 「ふ♡ふぅっ・・・♡ふー、ふー・・・♡」
 「大丈夫か?・・・って・・・聞くまでも無いか」
 
 開いた内腿をヒクつかせて、腸壁でも嬉しそうに食い締めて、ペニスを萎えさせる事なく恍惚と呼吸を繰り返している。痛いだとか苦しいだとか、そういう要素が一つも見当たらない月影の様子にほくそ笑む。それどころかむしろ
 
 「あ、あ♡あぁ・・・!♡ぬい、ちゃ、やっ・・・!♡」
 
 ゆっくり引き抜けば、追いすがるように腰を浮かせる始末である。「抜かないよ」前立腺を二三度しこらせて、肉ヒダがざわざわと反応を返す刺激を楽しんだ後、再び奥へ。
 
 「っ♡く、ふうぅ・・・♡」
 
 自らのペニスで相手を喘がせるというのは、中々に気分がいいものだった。体を串刺しにされて、伸し掛かられて、ただただ与えられる刺激に翻弄されるしかない状態になっている月影を見下ろしながら、普段は感じ得ない優越感に酔いしれる。
 
 「ぁ、あっ、あ♡あっ♡は、あぁぁ・・・♡」
 
 くちくちくちくち♡全部を納めた状態で小刻みに揺さぶると、奥からぬかるんだ音が響いてくる。目を閉じて噛みしめるようにペニスを味わっている月影も、随分と具合が良さそうだ。
 
 これなら大丈夫か。そう判断した華菜が、勢いよく腰を引いて入り口付近までペニスを抜き取った。いきなりの刺激に月影が声を引きつらせるのにも構わずに、最初より勢いをつけて、前立腺ごと蕩けた肉筒を穿つ。
 
 「ああぁあッ!♡」
 
 月影の背が仰け反り、喉が晒された。そうやって一度強かな刺激を与えた後、再度蜜壺全体を小刻みに優しく甘やかしていく。ただし、先程よりもおおきなストロークで、ねっとりと。
 
 (ホンモノのおちんちんすごい♡すごいぃ♡オモチャと全然ちがうっ♡あつくてかたくてドキドキしててぇ・・・♡なにも、考えられなくなる♡華菜さんのおちんぽ、ずぽずぽしてもらう事以外、考えられなくなっちゃうぅ♡♡)
 
 一方月影は、華菜の動きによって、言葉に出来ないくらいの法悦に苛まれていた。決して性急すぎるワケではなく、だが緩慢すぎるワケでもなく、丁度いい具合に愛情たっぷり快感を送り込まれて、本来とは違う性にも関わらず体が大喜びしてしまっている。
 
 「コッチも気持ちよくしてやるな♡」
 「ふぁ・・・♡」
 
 さらに華菜の人差指と親指で作られた輪っかを、亀頭部分にハメ込まれる。そうすると、華菜が揺さぶるリズムに合わせて雁首が擦り上げられ、溢れたカウパー液がくちゅくちゅと音を立てた。男として慣れ親しんだ性刺激が、一層興奮に拍車をかけていく。
 
 (あ・・・♡おく、とんとん、って・・・っ♡♡)
 
 先程まで固く閉じていた最奥が、絶え間なく高められる性感に従って亀頭にノックされる事を受け入れ始め、ちゅうちゅうと吸い付いた。
 
 「月、上手、上手♡初めてなのに、奥の口でもちんぽにキスしちゃって♡月のココはおちんぽしゃぶるための穴だったんだなぁ♡」
 「ちが、ん、むぅ・・・!♡」
 
 さすがに反論しようと漏らした言葉は、華菜の口内に吸い込まれて消えていった。
 
 「ん♡んん♡かな、ひゃ♡んんぅ♡♡」
 
 どう足掻いたって気持ちいい口づけに、いよいよもって心も体も全面降伏だ。喉奥と鼻とでひんひん鳴きながら、与えられる快楽全てに酔いしれる。どんどん激しくなる華菜の腰の動きに合わせて、体が緩んでいる事を証明するかのように、蜜壺がじゅぱじゅぱと聞くに堪えない音を響かせた。
 
 (だめ♡これ、だめっ♡おちんちん、どんどん奥に入ってきてる♡だめなトコに入りそうになってるのにっ♡もう、体が、いうこと聞かないぃ♡♡)
 
 にゅぱにゅぱちゅぱちゅぱと、亀頭が執拗に奥の肉輪を捏ね回して広げていく。夢中になって貪る華菜による、さらに深く繋がりたいという意志を感じる腰使いは、月影の体を迎合させるには十分な刺激だった。
 
 (クる♡きちゃう♡♡華菜さんが♡おくに、入ってっ・・・!!!)
 
 「ん♡んぅ♡ん、んん゛ん゛ッ~~~~~!!!♡」
 
 ついに先端が、ずりゅんと潜り込み、一線を越えた。
 
 「っ!?ぷあっ、やっば!月、だいじょう・・・」
 
 明らかにハマった感覚があり、また今までと違う声が絞り出されたのも分かったのだろう。我に返り慌てて引き抜こうとする華菜の腰に、しかしガッシリと月影の足が回された。
 
 ぎょっとした華菜の瞳に映るのは、開発の最中でも見る事の無かった、普段からは想像もつかない程とろとろに蕩けた月影の顔。
 
 「なに♡なにこれぇっ♡♡かなさ、きもちぃ♡おまんこ熱いのぉっ♡♡こんなの知らないっ♡教えてもらってないのにッ♡きもちよくなっひゃうっ!♡もっと♡もっとくらさいぃっ!♡♡」
 「・・・大丈夫、だな!ッしゃあっ!!アンタほんっとすけべな才能の塊だなあっ!!」
 「ひんんンっ!!♡♡」
 
 結腸ハメによって、理性的な思考回路の一切をこそがれてしまった夫の乱れっぷりに、ぞくぞくと昂った華菜がおおきく腰を打ち付けた。じゅぱんっ!一度侵入を許した結腸が、いともたやすくペニスを包み込む。腰を跳ね上げ、四肢を突っ張らせて身悶える月影に構わず、何度も、何度も、雁首で弁を引っかけて快感を叩きこんで行く。
 
 「はっ♡あ゛、あぁ♡あああ゛ッ!♡ひ、ぐ♡う♡んんんッ!♡♡」
 
 指先が真っ白になる程力を込めてシーツを握りしめる様子を見て、華菜は自分の両掌でそっとそれを絡めとった。指と指とを絡ませて、改めてベッドに縫い付ける。嬉しそうに情感たっぷりの溜息を零し、痛い程の力で握りしめてくる月影を、こちらからもきゅっと握り返してやる。
 
 「月、大好きだよ。アタシと一緒に居てくれてありがとうな。これからも、ずーっと一緒に居ような」
 「っ・・・♡」
 
 愛おしくて堪らない、といった表情と声音が、腹の底まで染みていく。こくこくと頷いた月影が、自分と繋がった華菜の手のひらに頬を擦り寄せた。
 
 「わたし、もっ♡すきっ♡大好きです♡♡かなさんをお嫁さんにもらえて、しあわせぇ・・・!♡これからもっ、ずっと一緒にっ・・・っあ゛ぁぁあッ!♡♡」
 
 満足気にした華菜が、いよいよ余裕なく内部を食い荒らす。熟れて綻んで従順になった膣内を、射精間近の怒張した肉棒が高速で貪っていく。性交の高ぶりに任せた呼吸音と喘ぎ声、肉がぶつかる音と、粘液が絡み合う淫猥な水音が、部屋一杯に生々しく響いている。
 
 「ひ♡あ゛ぁぁ!♡らめっ♡きもちぃの、止まらないぃッ!♡いく♡いきそぉ・・・っ!♡」
 
 下半身全体を包み込むような甘い痺れが、いっとう大きく膨れ上がり、月影は背を反り返らせて全身を強張らせた。
 
 「イく?初めての生ちんぽでメスアクメしちゃうの?オモチャじゃ絶対イけなかったのに、アタシのちんぽでならイけちゃうなんて・・・はあっ♡最っ高の旦那様だなぁ・・・♡」
 「ん♡んん゛っ♡かなさんの、おちんちん♡きもひいからあッ♡♡あ♡キひゃう♡くるっ♡知らないのクるぅッ!♡♡はじめてのおちんぽでぇっ♡あ♡はぁっ♡イく♡いくッ!♡めすあくめ、くるぅ・・・―――――~~~~!!!♡♡♡」
 
 視界が白む程の快感の中、胎内を愛される刺激のみで絶頂を極めた。ペニスからはどくどくと精液を吐き出して、内壁も快感で不規則に痙攣させて、普通では絶対に味わえない悦びに酔いしれる。
 
 「ちょっ・・・!♡これ、やばっ・・・♡」
 
 そして女の華菜は知る由もないが、嬉しそうに媚びる腸壁の蠕動は、まるで搾精する膣内の動きのようだった。ペニスに抗いようもない程の興奮と快感を与えてくる動きに、息を飲み、ぐっと根本まで杭を打ち付ける。そうして結腸にハメ込んだ状態のまま、いよいよ最奥に奔流を流し込んでいく。敏感な粘膜に熱い愛液を打ち付けられて、月影がひゅっと喉を鳴らした。
 
 「んん゛ぅッ!♡おなかっ♡おなかあついぃ・・・っ♡かなさんのせーえきでてるっ♡どくどくってぇ♡あ♡あたって、るうぅ・・・!!♡♡」
 
 恍惚とした表情で下腹を撫で擦る夫の様子に、満ち足りた表情を見せた華菜が、射精を終わらせたペニスをずるりと抜き取った。ぽっかり開いたアナルから、泡立った腸液と白濁が混ざって零れ落ちる。
 
 「・・・二人目は女の子がいいなぁ・・・♡」
 「っ・・・それ、今言いますか・・・?」
 
 種壺になった穴に視線を注ぎつつ、いくらでも深読みできる台詞を放った華菜は、含みを持たせた笑い声を零した。くすくすと空気を震わせて耳に滑り込んで来る艶っぽいソレに、未だ余韻を引きずる月影の蕩けきった後孔が、きゅんと切なく収縮した。
 
 
 さて、果たしてこれで、華菜の股間は元に戻るのだろうか。別に戻らなくてもいいんじゃないかな・・・なんて、二人してコッソリ名残惜しく思っているという事実を知っているのは、今の所、神様だけである。

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