小説

俺の前ではアイドルやめていいんだぜ♡一色社長の従業員慰安おっぱいリフレ♡(+α)

letm_official

オマケのユキ紅SSS


「ゆーき、足の爪やって♡」
 そろそろ仕事に出かけようかと身支度を整えていた所、パンイチでベッドに寝そべる大魔王がひらひらとネイルポリッシュをかざしてきた。げんなり。溜息をひとつ。
「撮影遅れられないし、ぱぱっとですからね!」
 満足気にベッドに座り直した紅さんの足元に跪き、マニキュアのボトルを受け取る。真っ赤なやつ。「分かってる~」なんて間延びした声を返しつつ、分かって無さそうに煙草がふかされた。
 他でもないこの人が社長の会社なのに、入り時間が迫った社員の仕事よりも自分の洒落っ気を優先させるとか、相変わらず紅さんの脳味噌の中身はよく分からない。いやたぶん、遅れても怒られるのはユキだしまーいっかとか思ってそう。このクズが。
 踵を膝に乗せ、左手の親指と人差し指で足指をつまむ。爪周りの皮膚をきゅっと突っ張らせ、真っ赤な平筆を滑らせた。自然なピンク色の爪甲が、紅さんのイメージカラーでみるみる塗りつぶされていく。俺にはマニキュアをする趣味はないけど、こうやって何度もやらされるうち、この作業がそれなりに上手くなってしまった。
「大体ネイルしたいならサロン行った方がいいでしょ絶対」
 紅さんはいつもネイルをしているわけじゃない。たまに、気まぐれに、足の先っぽに色をつける。そうすると、女の子は見えない部分のオシャレを目にした時はしゃいでくれるし、男にもセクシーだねって褒められるらしい。そいつらの言いたい事は分かる。節ばった足の甲から伸びる、細長くてきれいな指。その先端に真っ赤な色がついているだけで、それだけでもこの人はどうしようもなく色っぽい。
「俺は足の爪に色ついてんのが好きなんじゃなくて、ユキが俺の足元に跪くのが好きなんだぜ?」
「……」
 いい趣味してるよな、ほんと。そう思いつつも、俺の口の端はむずむずと動いた。紫煙の向こうのディープブルーが細められる。
「俺の足の爪塗れんのはユキだけ。嬉しいだろ?」
 嬉しいです。なんて言ったら、この暴君をとんでもなく調子付かせそうで、ただ俺が喜んでいる事なんて紅さんにはきっとお見通しで、俺は黙々と作業を続ける事で返事をした。

こちらもおすすめ

一色社長のおっぱいリフレを、ユキちゃんではなくモブ従業員相手にやるとこうなる。
一色社長のおっぱいリフレを、ユキちゃんではなくモブ従業員相手にやるとこうなる。
結局俺の初めては全部この人に奪われた。
結局俺の初めては全部この人に奪われた。
PAGE
1 2
記事URLをコピーしました